ダーパロボティックスチャレンジ2015の動画が公開されましたので、共有したいと思います。この動画、必見です。

今日のテクノロジーに深く影響している「DARPA」とは?
DARPA(ダーパ)は、アメリカ国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency)の略で、アメリカ国防総省における軍隊使用のための新技術開発や研究を行なっている研究機関です。
DARPAの前身はARPA(アーパ:Advanced Research Projects Agency)であり、インターネットの原型であるARPANETを生み出したり、GPSを開発しました。今日私たちが使っているようなメジャーとなるようなテクノロジーは、DARPAの研究開発に大きく影響を受けています。
世界的な災害救助用のロボット競技大会、ダーパロボティックスチャレンジ
そんなダーパが行なっている災害救助用のロボット競技大会が、ダーパロボティックスチャレンジ(DARPA Robotics Challenge)。
ダーパロボティックスチャレンジは、人間が近づけないような過酷な災害現場で活動するロボットの開発を促進することが目的で、がれきの除去や車の運転など8種目でロボットの能力が評価されます。日本からも数チームが参加しており、高い成績をマークしたチームはGoogleに買収されたことでも話題になりました。
こう聞くと、さぞやハイレベルの戦いが繰り広げられているのだろうというイメージがありますが、意外や意外、転びまくっているロボット達。それがこちらの動画です。
そう簡単にはうまくいかない。ロボットも失敗の連続だ。

道を何気なく歩いていたら・・・

突然転ぶ。

家の中に入ろうとして、前のめりに転ぶ。

家の中に入ろうとして、後ろに転ぶ。

ムーンサルトキックばりに転ぶ。

次こそは!と思って、ドアを開けようとしたら、

転ぶ。

階段に登るぞ!と思ったら、

また、転ぶ。

バルブをひねって水を出すぞと思ったら、バルブは握れず宙を握り、

やっぱり転ぶ。

未来っぽい優秀そうなロボット。次こそはいけるか!?

物にも触れず、突然膝から落ちる。

車から降りるよ!と脚をぴくぴくさせながら慎重に降りたら、

手が変な方向を向きながら、やっぱり転ぶ。
なかなかうまくいかないものですね…。
優勝したロボットはこちら
ちなみに優勝したロボットはこちら。会場は歓喜の渦です。
人生と一緒で七転八起なロボット開発。何度失敗してもくじけずに、立ち上がって努力することが、きっと未来の当たり前を作っていくのだとつくづく実感する動画でした。