アップル共同設立者スティーブ・ウォズニアックに学ぶイノベーションと事業の作り方

スティーブ・ウォズニアック

アップル共同設立者であるスティーブ・ウォズニアックが話した、イノベーションの本質についてまとめました。

事業が成立するための条件

『僕が何かをデザインすると、スティーブ(故スティーブ・ジョブズ)はそれをお金にする手段をすぐに見つけてきた。』(スティーブ・ウォズニアック)

マネタイズに関する話です。ビジネスを成立させるには、商品開発だけではダメで、商品開発と顧客開発の2つがあって初めて、事業が生まれます。

1人で商品開発(プロダクトデザインやエンジニアリング)と顧客開発(マーケティングやセールス)の両方をできる人は非常に少ないので、起業をするときは多くの場合、これらの役割を担う最低2人のチームで始める必要があります。

スティーブ・ウォズニアックが気づいた『イノベーションの本質』

Writing

「若い頃はごくごく限られたパーツからゲームやマシンを作ったりした。そのうち本に書いてある以上のことができるようになった。前よりも少しずつ良い状態にしていくということがイノベーションの原点だと思う。」
(スティーブ・ウォズニアック)

ウォズニアックは、『前よりも少しずつ良い状態にしていくということがイノベーションの原点』であると話しています。”イノベーションの起こり”があるとすれば、事業計画や商品企画の段階で、新規性や斬新性があるものでは決してなく”前よりも少しずつ良くしていくという繰り返しによって生まれる“ものです。

Motivation

「ときどき、ただの問題解決をイノベーションだと勘違いしている人がいる。イノベーションにとって大切なのは知識よりもモチベーション。もっと知りたい、もっと良くしたいという情熱がなければイノベーションは起こらない。」
(スティーブ・ウォズニアック)

そして、そのイノベーションを起こすために重要なのがモチベーション。モチベーションとは『もっと知りたい、もっと良くしたい』という気持ちです。
この言葉から、イノベーションを起こす人というのは、イノベーションを起こすことがはじめの動機ではなく、もっと知りたい、もっと良くしたいという気持ちが動機になっていることがよくわかります。

『”A Little Bit Better“、少しずつでいいから以前よりも良い状態にしていく。』
(スティーブ・ウォズニアック)

プログラミングにおける小さな改善、より良くするためにcommitし続けることを彷彿とさせる言葉です。エンジニアやプログラマの世界では、ドグマのようなものですね。

『アイデアを思いついたら、まず自分自身でビルドせよ。それが脳を鍛え、イノベーションへとつながる』(スティーブ・ウォズニアック)

アイデアを思いついたら、プログラミングができるできないに関わらず、まずはアイデア起案者が自分自身で手を動かし考えることの重要性を説いています。

Writing idea

『まず手を動かす、失敗してもそこからフィードバックを得る。言うほどに簡単ではないが、これを実践しない限りイノベーションは起こらない』
(スティーブ・ウォズニアック)

『アイデアを思いついたけど、私はプログラミングができないので、誰かに頼もう』ではなく、まずは自分の手を動かしてみること。自分自身が手を動かす過程を通じて、あなたの頭の中にしかないアイデアが更に洗練されていくのです。

私たちは、アラン・ケイが作ったダイナブックのモックアップが、ダンボールと紙でできていたことを忘れてはいけません。

「顧客が何を必要としているのか、そして何を必要としていないのか、責任をもってそのことを把握するためにマーケティングという仕事は非常に重要だ。顧客(コンシューマ)は企業にとって、その企業自身よりも大切な存在です」
(スティーブ・ウォズニアック)

エンジニア中のエンジニアであるウォズニアックも認める、顧客とマーケティングの重要性。良いプロダクトを作るには、エンジニアにもマーケティングの知見が求められています。

スティーブ・ウォズニアックが見ている未来

そして、Apple IとApple IIでイノベーションを起こしたウォズニアックは、これからのコンピューティングがどのように変わっていくかを語っています。

次の世代を担う子どもたちがエンジニアリングの世界に興味を持つには、当のエンジニアが楽しく作業をしていなければ無理だ。(スティーブ・ウォズニアック)

未来の優秀なエンジニアを育てるには、今いる私たち自身が楽しく仕事をすることが重要だと言います。楽しそうに仕事をしていない人に、人は興味を持つことはできませんからね。

『昔はコンピュータが意志や感情を持つなんてことはありえなかった。でもテクノロジは進化する。近い将来、スマートフォンは人間の感情を理解し、きっとあなたにとっての一番の友人になるだろう』 (スティーブ・ウォズニアック)

AI(Artificial Intelligence)時代の到来を、予期しています。今後数十年の間に、コンピューティングテクノロジーは更に大きなパラダイムシフトを起こすのかもしれません。

スティーブ・ウォズニアックが語る『成功の条件』とは

Roma

『ローマは一日にして成らず。あなたのアイデアも形にするには時間がかかるかもしれない。でもまずは最初の一歩を踏み出そう。結果は必ずあとからついてくる。』
(スティーブ・ウォズニアック)

成功とは遅効指標です。成功をするためには、成功を追わないことが成功の条件なんだと私は思っています。あなたが成功を追い求めるのではなく、成功があなたの後をついてくるのです。

興味と好奇心を持ち、始め、続けること。』が成功の最短ルートであると、成功した先人達は私たちに教えてくれています。

参考リンク

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