ITで起業をするなら、絶対に決めなければいけないことが2つあります。
それは、あなたのビジネスが「誰に提供するためのものか?」と「何を提供するためのものか?」の2つです。
IT起業をするための魔法の質問。それが『誰に、何を?』
IT起業や新規事業でビジネスを創るときは、必ず「誰に提供するためのものか?」と「何を提供するためのものか?」の2つを決めなければなりません。
なぜなら、他の様々なことは別に無くてもビジネスは成り立つんです。でも、「誰に、何を?」は完全に別格。この2つがないとビジネスは絶対に成り立ちません。
私は2つの質問を覚えやすくするために、『誰に、何を?』という1つの質問の形にして使っています。
①「誰に提供するのか?」
つまり、「お客さん(顧客)」です。
IT起業においても、普通の起業と同じように「自分のビジネスのお客さんは誰か?」ということを決めなければいけません。
②「何を提供するのか?」
つまり、「あなたが売りたいもの(商品)」です。
「自分のビジネスで売りたいものは何か?」ということを決めなければいけません。①の顧客と比べると、②の商品の方は決まっている場合が多く見受けられます。
『誰に、何を?』が、ビジネスの性質を決める最も重要な基本設計である
ビジネスを構成する要素にはたくさんのものがありますが、ここでご紹介した「誰に、何を?」が最も基本的かつ重要なビジネスの設計です。
ITやインターネットをどう使うか?というのは、この「誰に、何を?」という目的を実現するために、使われるものであり、「誰に、何を?」が決まってないうちに、アフィリエイトをやろうとか、オークションをやろうとか、Webサービスを作ろうとか、スマホアプリを作ろうとか決めてしまうと、それは手段ありきの発想になり、ビジネスの本質的な設計がなされていないので、IT起業の失敗に繋がります。
「IT起業をしたい、自分のビジネスを持ちたい」と思っているならば、常に「誰に、何を?」「誰に、何を?」を自分に問いかけ続けて下さい。これを続けていると、ある時、ふと答えが見つかります。