今や世界中の人々にプロダクトやサービスを提供しているApple、Google、Amazonですが、どの企業も、身近にある1つの小さな場所から始まっています。
それが、自宅のガレージです。今回はスタートアップと密接に関係しているガレージについてご紹介します。
GoogleもAppleもAmazonも、みんなガレージから始めた。
『ガレージで始めた有名企業トップ10』に、起業年、創業者、ガレージの場所がわかりやすくまとまっています。
ガレージって、秘密基地みたいな感じでワクワクしますよね。子供の頃、父がガレージで車を修理していたことを思い出します。
掲載されている企業は、次の通り。
- 創業者: Larry Page and Sergey Brin
- 設立年: 1998
- 場 所: Menlo park, California garage
Amazon.com
- 創業者: Jeff Bezos
- 設立年: 1994
- 場 所: started in garage located at Bellevue, Washington
Hewlett-Packard
- 創業者: Bill Hewlett and Dave Packard
- 設立年: 1939
- 場 所: Packard’s garage
Harley Davidson
- 創業者: Harley and Arthur Davidson
- 設立年: 1901
- 場 所: Milwaukee, Wisconsin garage
Yankee candle
- 創業者: Michael Kittredge
- 設立年: 1969
- 場 所: made first scented candle in garage at South Hadley, Massachusetts
Mag-Lite
- 創業者: Tony Maglica
- 設立年: 1950
- 場 所: initiated his business in Los Angeles garage.
Mattel
- 創業者: Harold Matson and Elliot Handler
- 設立年: 1940
- 場 所: Founded Mattel in garage located at Southern California
ガレージで始めたスタートアップが成功しやすい理由
理由1 – オフィスは、想像以上に高い固定費という認識を持つ。
起業やスタートアップを始めたからといって、始めからオフィスが必要とは限りません。オフィスを借りれば当然家賃がかかり、家賃以外にも光熱費、通信費、交通費等といった費用が副次的にかかってきます。
携帯電話の2年縛り契約を見れば明らかなように、一つ一つの月々の支払額は小さかったとしても、継続して支払えば、結果的にはそれなりの金額になります。
これらのコストを支払わなくても済むのは、ビジネスモデル的にもプラス要因です。
理由2 – ガレージで始めれば、固定費に悩まなくて済む。
ガレージで始めるということは自宅の一部ですから、これらの固定費について考える必要が一切ないのが、ガレージで起業をする一番大きなメリットです。
ガレージで始める = 固定費がかからない
というビジネスモデルにできます。
これが固定費が高い状態だと『月々の支払をどうしようか?』とか、お金のことばかりに頭を使ってしまい、他のことに頭が使えなくなってしまいます。
スタートアップや起業したばかりのときは、様々なことを並行して考えます。効率を考えれば、考えることはなるべく少なくするに越したことはありません。
テック系スタートアップが自社サービス・プロダクトよりも、受託開発に流れてしまうのは、こうした理由が要因の一つにあげられます。
理由3 – 商品開発と顧客開発だけに専念できる環境が得られる。
起業をするとき、多くの人が『1ヶ月このくらいの経費がかかるから、一月あたりの売上は最低限このくらいは必要』と考えてしまいがちですが、プロダクトもないうちから、こんなこと考える必要はありません。
『プロダクトがないなら、まずプロダクトを創る。その間の固定費は徹底的に削減する』のが鉄則です。ケチケチ万歳です!
『まだ商品を持っていない』シード期の段階で何よりも重要なのは、『ヒトが欲しいと思うような、より良いプロダクトを創ること』だけであり、それ以外のことに頭や時間を割かれるのは決して得策ではありません。
商品がないスタートアップは、商品開発と顧客開発だけに専念しましょう。
ガレージ思考は、あなたの起業の難易度を下げ、成功確率を高めてくれる
起業をする時、オフィスを借りるか、ガレージや自宅のスペースを使うか、というのは重要な選択になります。
起業の成功確率を少しでも高めたいのであれば、『お金を払って新しいものを手に入れる』よりも、『今ある最低限のもので何とかする』というガレージで始める思考でいきましょう。
固定費の高さ = 起業の成功難易度の高さ
になることを、お忘れなく。
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