IT起業やビジネスの本質というのは、結局のところ「あなたが、誰に、何を提供するか?」という点にあります。
「起業の本質」に目を向けよう。
起業というと、「ビジネスモデルをどうしよう?」とか、「会社をどうしよう?」とか、「インターネットをどう使おう?」とか、そういうビジネスの表層的なことに目が行きがちですがそんなことは、実はどうでもいいんです。
それらは「あなたが、誰かに、何かを提供する」という目的を達成するための方法であって、具体的な手段は調べればいくらでも出てきます。
IT起業において、「起業するためのお金や人や知識が足りない」とか、「会社を作らなければいけない」とか、そういうものは全て枝葉末節であり、起業の本質ではありません。これらの方法をいくら集めても、あなたの起業が上手くいくことはありません。
じゃあ、まったくのゼロから起業をしたいと思った時に、どういうことを考えなければいけないのかと言うと、「あなたが、誰に、何を提供するか?」ということです。
「誰に、何を?」が一番始めに考えなければいけないことであり、これがあってはじめて、具体的な手段が活きてきます。
多くの人がIT起業できない理由
多くの人が起業をしたいと思っていても、起業をなかなか実行・行動できないのは、「起業をしたい!」「自分のビジネスを持ちたい!」とは思っていても、起業をする(自分のビジネスを持つ)ことが目的になってしまっていて、肝心の「ビジネスの本質に関することを全く考えていない」からです。
ビジネス(事業)というのは、価値提供の1つの手段です。アフィリエイトにせよ、オークションビジネスにせよ、システムやWebサイト、アプリの開発にせよ、どんなビジネスでも「何らかの価値を提供」しています。
だから、「ITで起業したり、自分のビジネスを創るには、自分がどういう価値を他の人に対して提供できるのか?」を考えなければ、起業は前に進みません。「楽して儲ける」とか、「儲かるビジネスモデル」とかで検索している場合じゃないんです。
人が起業するべき時は、3つの質問で判断できる
とは言っても、人にはそれぞれ学びのステージがあります。「起業に興味はあっても、自分が実際に起業できる段階に来ているかどうか?」はやっぱり気になるところだと思います。
そこで、私はいくつかの質問をすることで、起業するタイミングかどうかを判断しています。
①『あなたは、誰に、何を提供するんですか?』
1つ目の質問は、「あなたは、誰に、何を提供するんですか?」です。
こう聞かれた時、あなたは答えられますか?
この質問に答えられないなら、あなたはまだ起業するべきではありません。アルバイトでも、サラリーマンでも今の仕事は、辞めないほうが良いです。
答えられる人は、どう答えているでしょうか?
②『あなたは、誰に、何を提供して、いくら利益を出すんですか?』
2つ目の質問は、「あなたは、誰に、何を提供して、いくら利益を出すんですか?」です。
1つ目の質問と似ていますが、ちょっと違いますね。お金に関することがプラスされています。ここまで答えられると、それはもう立派なビジネスプランです。ここまで決まっているのであれば、具体的なビジネスノウハウや事例を知ることが、活きてくる段階です。
③『なぜ、あなたが、そのビジネスをやらなければいけないんですか?』
そして最後の質問は、
「あなたは、誰に、何を提供して、いくら利益を出すんですか?
なぜ、あなたが、そのビジネスをやらなければいけないんですか?」です。
2番目の質問にプラスして、「あなたがそのビジネスをやらなければいけない理由」を聞いています。2行ほどの簡単な質問ですが、この質問に答えるのはなかなか難しいかと思います。あなたは答えられますか?
まとめ
本気でITで起業をしたい、自分のビジネスを生み出したいと思っているのであれば、ぜひこの3つに質問に自信を持って答えられるようになって下さい。この質問に答えるためには、お金は必要ありません。会社や今の仕事を辞める必要もありません。必要なのは、あなたがきちんと「考えること」だけです。
いろんなことを考えた結果、最後の質問に答えられるようになったとき、それがあなたにとって絶好の起業のタイミングです。
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