起業家・スタートアップが感動した500Startupsジョージ・ケラマン氏が新経済サミット2013で語ったこと

新経済サミット2013

今日は、新経済サミット2013において、500Startups日本担当パートナーであるジョージ・ケラマン氏が、日本の起業家に対し語ったことをご紹介します。

新経済サミット2013_ジョージ・ケラマン

新経済サミット2013でジョージ・ケラマン氏が語ったこと

新経済サミット2013にて『破壊的なイノベーションにおいて、起業家とベンチャーキャピタルの果たす役割とは何か?』と題し、ジョージ・ケラマン氏が語ったスピーチの一部です。5分程の動画なので、ご覧になってみて下さい。

スピーチの冒頭は、次の言葉から始まります。

「日本の成功には、私たちにも意味があるんです。」

「私たちはみなさんに、こうしなさいとか、こう変わらなければならない、と何度も言っていますが、なぜ言っているのかというと、私たちは心配しているからです。」

「私の妻は日本人で、妻の家族はみんな日本に住んでいます。日本が失敗したら、私の家族も同じように失敗するんです。
だから、本当に一緒に頑張りましょう!」

そして、次のように続きます。

「とにかく、起業家を祝う、ヒーローを認知することが重要だと思うので、起業家やスタートアップで仕事をしている人達、立って頂けますか?」

起業家とスタートアップで仕事をしている人に起立を促し、会場は大きな拍手に包まれます。

今ここに立っている人達が、日本の未来です。この人達は、日本の未来を見ていて、将来の仕事を作る人達です。あなた達の子供や孫の仕事を作る人達です。そして、日本経済を活性化させる人達です。

だから私たちは、ここに立っている起業家やスタートアップを祝わなければいけない。彼らは大きなリスクを背負っている。そのリスクをとるというのは、今座っているみなさんにも大きなメリットがあるからです。

現在の起業家、スタートアップは『未来の仕事を作る人達』です。

今ここに立っている人達は、『出る釘』です。座っている人達の方が多い。アントレプレナーの定義とは他の人々とは違う何かをやる人達、つまり『出る釘』ということです。

しかし日本では、『出る釘は打たれる』という諺がありますね。
他の人と違っていけない、出てはいけない』と言います。

だから、みなさん立って下さい。

一緒に立ったら、”釘が打たれることはありません“。

『出る杭は打たれる』という諺で端的に日本の文化的慣習を表現しています。私は学生の頃、『出すぎた杭は打たれない』とも習いました。

そして、スピーチの最期は次のように締めくくられます。

毎日、起業家の人たちをサポートしてあげて下さい。
国で働いている方は、法規制をスタートアップに優しいものにして下さい。
大企業で働いている方は、スタートアップのプロダクトやサービスを買って下さい。
投資家のみなさんは、スタートアップに投資して下さい。

そして、あなたがもし素晴らしいアイデアを持っていたら、そのアイデアで世界を変えられるかもしれない。だから、スタートアップを作って下さい。

恐れてはいけません。
なぜなら、ここにいるみなさんがあなたをサポートしてくれるからです。

みんなが一緒に努力をすれば、必ず成功します。

500Startups(ファイブハンドレットスタートアップス)について

500Startups(ファイブハンドレットスタートアップス)は、米国シリコンバレー発のインキュベータ(シードアクセラレータ)。

ジョージ・ケラマン(George Kellerman)氏

99年に米Yahoo!入社。Yahoo!日本法人バイスプレジデント、ライブドアホールディングス社外取締役、デル日本法人販売担当執行役員などを歴任。2012年3月より500Startupsで日本を担当。日本在住は12年に及ぶ。

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Tokyo Otaku Mode @ GTIC :: My Eyes Tokyo

[…] いうやり取りを3回、つまり夜中3時くらいやりました。他にも500 Startups日本担当のジョージ・ケラマンにもダメ出しをされました(笑)僕の記憶だと・・・記憶があまり定かではないの […]

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