インターネットで起業をするなら、避けては通れないのがプログラミング。インターネットの根幹であり、ウェブサイトやウェブサービス、スマートフォンアプリなどさまざまなプロダクトを生み出す源泉、それがプログラミングのスキルです。起業時の起業資金はほとんどがエンジニアへの人件費や開発費に充てられるので、初期の起業資金を下げるならこういう方法もおすすめです。
非ITエンジニアがインターネットで起業をしようとする時に抱えるよくある問題
私は年間数百件のインターネット起業に関するコンサルティングを行っていますが、非エンジニアの起業家から特によくある悩みの相談ベスト3がこれです。
- ①クラウドソーシングで依頼しようと考えたが、見積依頼をしたら予想以上に高かった。
- ②共同創業者や仲間にエンジニアが欲しいが、知り合いにエンジニアがいない。
- ③インターネットで起業をしたいが、プログラミングができない、経験がない。
これらの相談は年々増えてきており、インターネットで起業をするのであれば、プログラミングというスキルの有無が実現可能性に影響を与えていると非常に強く感じます。
クラウドソーシングでITエンジニアに依頼したが、見積依頼をしたら予想以上に価格が高い悩み。
まず、非エンジニアの人がウェブサイトやアプリなど何かのアイデアを元にプロダクトやサービスを作りたいと考えたときに選ぶ選択肢がこれです。
ここ数年、クラウドソーシングの環境が整ってきたおかげで、国内のクラウドソーシング大手であるクラウドワークスやランサーズ、ココナラには様々なエンジニアがいます。
これらのサービスを使って良さそうなエンジニアを見つけ、見積依頼を出してみたが、金額や納期を聞くと、「予想以上に高かった…」となり、アイデアがいつまで経っても実現できないという状態で止まっているパターンです。
起業の初期段階ではそれほど使えるお金もありませんし、なるべく安く済ませたいという気持ちはよくわかりますが、クライアントから依頼を受け制作を行う受託開発は労働集約型のビジネスであるため、できる成果物と投下した金額は余程のことがない限り比例すると考えるべきです。
賢いお金の使い方については、起業独立したい・フリーランスになりたいサラリーマンが何年経っても起業独立できない本音の理由にも書いていますので、消費ではなく投資だと思ってしっかり判断ができるようになって下さい。
「良いモノ(プロダクト)が欲しければ、相応の対価を支払う必要がある」のは当然のことです。腕のある高い技術力を持ったエンジニアは、安い金額ではまず仕事は受けないので、『信頼できる人にしっかりしたものを作って欲しい』というときは、予算はケチらない方が良いです。
一般的な相場で言えば、一人の平均的なスキルを持ったエンジニアがあなたのサービスを創るために1ヶ月仕事をしたとすれば、東京の人件費では最低でも月50万円程度は必要です。
シニアクラスで言えば100万円前後。地方であればもう少し安くなるかもしれませんが、それでも40万/月ぐらいはみる必要があります。
仮にあなたのサービスやプロダクトを創るために3ヶ月の期間が必要だと考えると、それだけでも120万〜150万程度の見積もりになります。
受託開発はパッケージ等の規格品ではなく、オーダーメイドの世界なので、『安かろう、悪かろう』という基準は総じて信頼に値します。『仕様の多いものをより短い時間で、より安く』と依頼すれば、結果的に損をするのはクライアントであるあなたになります。
共同創業者や仲間にITエンジニアが欲しいが、知り合いにエンジニアがいない悩み。
次によくあるのが「自分はコンピュータが苦手なので、サポートしてくれるエンジニアが必要」というご相談です。
このご相談がよくあるのは、今の現在のお仕事がインターネットとあまり関係のない仕事をされている場合です。
『営業やサポートなどのビジネス系の友達はいるが、エンジニアは周りに全然いない。どうすれば、エンジニアと出会えるのでしょう?』
という感じですね。
このような状況のときは、サービスやアプリのアイデアを持った人が、エンジニアやデザイナーと知り合う方法のまとめを参考にしてみてください。ITエンジニアはハッカソンイベントや勉強会などが頻繁に開催されているので、そのようなイベントにまず参加してみることが一つのきっかけになります。
そして、そのような勉強会の多くは、問題意識や共通の目的を持ったエンジニア同士が集まって開催されているものです。ほとんどの勉強会はボランティアで行われているので、勉強会の運営を手伝う、会場の準備を手伝うなどを申し出ると勉強会スタッフには大変喜ばれます。
まずは、このような勉強会に参加し、あなた自身が自分のできることで勉強会をサポートすれば多くのエンジニアと知り合いになることができます。
スタートアップやベンチャーの共同創業者でも、NPOや社外のイベントで出会って起業をしたというパターンはかなりよくあるので、ぜひ試してみることをおすすめします。
インターネットで起業をしたいが、プログラミングができない、経験がない悩み。
「お金もあまり払えない」「イベントに参加するのもちょっと…」という場合は、最終手段は自分でやるしかありません。
プログラミングを学ぶには様々な手段がありますが、
- ①ネットで調べながら入門サイトなどを見てみる
- ②本屋に行って、プログラミングの入門書を買う
- ③大学・専門学校・プログラミングスクールに通う
などが一般的なプログラミングの学習方法でしょう。
私自身がプログラミングを学んだ手順で言えば、小中学生の当時はインターネットはまだ一般家庭に普及していなかったので、②の本屋に行って入門書を買うところから始めました。その後③で高校・大学でコンピュータサイエンスを専攻しましたが、今の環境であればまずは①の入門サイトが手軽だと思います。
なぜ初心者はプログラミングの入門サイトを使うと良いのか?
なぜかというと、
『プログラミングは結局、自分の手を動かすことが求められる』
からです。どんなに本を読んでも、実際にプログラムを自分で書いて、動かしてみる体験をしなければ、プログラミングはなかなか理解することはできません。そのため、どんなエンジニアでも、新しい言語やライブラリを試すときは、必ず何らかのサンプルプログラムなどで写経(コードをそのまま打ち込み、動作確認をする作業)をするものです。
そして、新しい言語のプログラミングを始めるときは、そのプログラムを動かすための動作環境作りからしなければいけないのですが、この動作環境作りでプログラミング初心者がつまづきがちです。
この動作環境はプログラミングにおいては必要不可欠なものですが、プログラミングの本質の部分ではありません。
プログラミング学習の入門サイトを使うと、この動作環境構築を一切せずに、インターネット回線とパソコンさえあればすぐにプログラミング学習を始められるのが大きなメリットです。
自分で「プログラミングができてよかった!」と思えること
プログラミングを学ぶには時間と労力は必要ですが、それ以上に「自分のアイデアを実際に手を動かし、コードが書けるエンジニアになる」ことには価値があるものです。
具体的にはこのようなことです。
- 思いついたアイデアをすぐに試せる。
- 何か新しいサービスが出た時でも『あの技術とこの技術を使えばできそう』とアタリがつき、いち早く早く価値に気付ける。
- パソコンと電源、インターネット回線だけあれば、世界中どこででも仕事ができる。
- 仮にお金がなくなっても、仕事がないと困ることがない。エンジニアは引く手あまた。
- 他の人に依頼したら、何十万も何百万もかかることがたった一人でできてしまう。
- インターネットでの起業に必要な起業資金を削減し、受託開発などで売上が得られるようになる。
- インターネットを舞台に仕事をするなら、プログラミングはできることは大きなチカラになる。
今後の社会に必要不可欠なインターネットを使って仕事をしていきたいのであれば、プログラミングのスキルは非常に大きな財産になります。
どうしても今すぐ起業しなければならないという切実の理由がないのであれば、
「起業をする前にまずは自分でウェブサービスやウェブサイトを作る力を手に入れる」
のも良い選択となることでしょう。プログラミングやエンジニアリングが自分でできれば、インターネット起業の成功確率はかなり高くなります。
ネットを使ってプログラミングが学べるサービスはいろいろありますが、その中でも特におすすめなのは、未経験からプロのエンジニアを育てるオンラインブートキャンプの「テックアカデミー」です。
テックアカデミーでは、Webサービスの開発に必要となるRuby on Railsを使ったプログラミングコースや、ウェブサイトの世界標準であるWordPressでの開発コース、iPhoneアプリやAndroidなどのスマートフォンアプリ・Unityを使ったゲーム開発コースなどインターネットサービスをリリースするために必要となる様々なプログラミング技術がマンツーマンで学べます。
単純に学んで終わりではなく、実際にサービスを公開しリリースするところまでプロのエンジニアと一緒に開発をしていけるので、まったくのプログラミング未経験者でもゼロからリリースまでの一連の経験を積むことができるのが他サービスとの大きな違いです。
オンラインブートキャンプ無料説明会などもやっているようなので、本気でインターネットで起業をしたいならぜひ実際に参加してみることをおすすめします。今はまったくわからなかったとしても、ひとつひとつの積み重ねでいろいろなことができるようになっていきますよ。
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