『夏祭りの夜の奇跡に感動』お盆休みにiPhoneで無料で遊べる感動の名作ゲーム

あなたは『ゲームで泣いたこと』はありますか?
今回ご紹介するのは、たった3人で開発されたとあるiPhoneゲームです。知る人ぞ知る隠れた名作ゲームです。とある村の夏祭りをテーマとしており、お盆真っ只中の夏休みにちょうど良いのでご紹介します。

彼女は最後にそう言った

iPhone感動系ゲームの隠れた名作「彼女は最後にそう言った」

始める前はまさか、iPhoneの無料ゲームで泣くことになるなんて思いもしませんでしたが、その「まさか」を体験したのがこのゲーム「彼女は最後にそう言った」です。

「いやいや、スマホのゲームで泣くとか言いすぎでしょ…」

と思われたあなた。同感です。私もそう思っていました。ぜひ一度やってみて下さい。
終わった頃にはきっと、清々しく「これホント泣ける!」と心の底から実感することになるでしょう。

きっかけは無数の「感動しました!」のレビューから。

アプリやゲームの評価というと、大体☆3~4.5程度が一般的ですよね。

そんな中でこのゲームは☆5だったんですよ。

「え?何でこんなに評価が高いの?サクラなの?」と思ってレビューの中身を見ると
「感動しました!」とか「むせび泣く」とか、とにかく大絶賛のレビューで埋め尽くされていたんです。

しかもそのかず、数百人…。

サクラでなんとかできる数ではありませんよね。

「これ、そんなに面白いの?」

そう思いダウンロードしてみたのです。それがなんというか今では…ミイラ取りがミイラになったような気分です。

夏祭りの一日が繰り返される。洗練されたミステリー小説を思わせる物語が秀逸。

このゲーム何が素晴らしいかというと、まずシナリオが秀逸です。「小説をゲーム化しました」と言っても全く遜色ありません。ゲーム自体は数時間もあればクリアできる内容ですが、そこらへんの暇つぶしゲームと一緒にして欲しくないです。

ネタバレしない程度に説明しますと、

4年前に亡くなった同級生「ナナミ」。

シンタローはその事実から目を背けて都会に進学した。
命日8月14日は地元の夏祭りの日だ。シンタローも実家に帰ってきた。

4年後の今日、亡くなったはずのナナミから1通の手紙が届く。その手紙にはひとこと、「お祭の夜、展望台で待っています」と書かれていた。

「祭りの日には死者が天狗のお面をつけてよみがえる」

言い伝えどおり、本当にナナミが待っているのか?
ナナミはなぜ死ななければならなかったのか?
少しずつ明かされる過去の真実を、シンタローは受け止める事ができるのか?

ミステリー小説さながらの深いシナリオで、すぐにゲームの世界に引き込まれます。

たった1日がループするだけのシンプルゲームなのに、進めずにはいられない中毒性がある

『彼女は最後にそう言った』は、いわゆるループ系のゲームです。この手のゲームの最大の弱点は「飽きる」ということ。何回も何回も同じ箇所をタップし続けていたらそりゃ飽きます。

私もはじめは、

『これずっと繰り返すの? ちょっと面倒くさいかなぁ…』

なんて感じていましたが、そんな私でもこのゲームは飽きずに進めてしまいました。理由はカンタン。

『面白いから』

この一言に尽きます。

ベースとなるシナリオは王道中の王道とも言えるものですが、至るところに伏線がはられていたりして、とても良く練られています。

「この先、どうなるのか続きが気になる!」

と思って、ゲームをどんどん進めてしまうのです。

どんなにクオリティが高くても面白くなければやりませんよね。
その点「彼女は最後にそう言った」は、とてもよく考えられたゲーム構成で、最後の最後まで夢中で進めてしまいます。少しずつ明かされていく真実に、暇つぶしのつもりがハマって寝られなくなります。

ドット絵や深いシナリオは、30代前後の「大人向け」です。忘れられないあの人、懐かしくも取り返しのつかない過去は誰にでもあるでしょう。そんなあなた自身の記憶と照らし合わせながらプレイすると、一層楽しめる事でしょう。

エンディングにも隠し要素が…

このゲーム、エンディングが2パターンあります。

一つは、4年前に起こった真実が明らかになるノーマルエンド。4年前に亡くなったこのゲームのヒロインであるナナミの残された友達への想いが語られます。

「シンタロー君、誕生日おめでとう」
「それから…」

ノーマルエンドだけでもとても胸を打つ内容で感動して泣ける要素が盛りだくさんですが、『彼女は最後にそう言った』のトゥルーエンドと呼ばれるストーリーにこそさらなる大きな感動があります。

一度クリアしたら、ぜひ2周目もプレイして下さい。でなければ、このゲームの本質が半分も伝わりません。

多数のプレイヤーがむせび泣く真実のエンディング。iPhoneとハンカチをお忘れなく。

スマホが涙で濡れちゃうので、ハンカチかティッシュが必須です。これ絶対守って下さい。「涙でスマホが壊れた…」と言われても責任持てません。

ハンカチを用意したら2周目に入りましょう。ノーマルエンドをはるかに上回る感動があなたを待っています。
最後のシーン『彼女は最後にそう言った』で、感涙確実です。
思い出しただけで泣きそうです。ぜひ最後までプレイし、カタルシスの涙を流して感動を味わって下さい。

アプリやゲーム開発者なら、お盆や夏休みに絶対プレイしておくべき感動ゲーム

ここまで「彼女は最後にそう言った」を紹介してきました。個人創作のゲームは制作者の個性や想いが全面に出てきます

やっているうちに「あ、誤タップ狙ってる」とか「広告見せたいのが丸わかりでゲームに集中できない」とか、制作者の複雑な想いが垣間見えることもしばしば。

ですが、このゲームにはそんな部分も一切感じず、むしろ「お金払うから続編作ってほしい」とまで思わされます。それも、制作者のゲームへの愛のなせるワザなんでしょうね。

『スマホゲームなんて、ただの暇つぶし』

そう考えているあなたの常識を根本から覆して、スマホ片手に感動することになりますよ。ダウンロードして体験してみてください。

たった3人の個人でもここまでできるのかと唸るほど、洗練され、よくできているスマホゲームでした。iPhoneとAndroid用が出ていますので、是非プレイしてみてください。様々な部分で、”いろいろな愛”を感じられる作品です。

8月14日はこのゲームでも大切な1日なので、本記事も8月14日にご紹介しました。

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