本記事はnoteがリリースされて数日後の2014年4月20日に書いた考察記事です。noteで有料販売をしていましたが、掲載後1年が経ちましたので無料で公開します。
あらすじ
noteのフォロー最大数は、自分のフォロワー数+1001人です。
この数字が意味することは、あなたがまったく誰からもフォローされていなかったとしても、あなたの意志と行動だけで1001人までならフォローをすることができるということです。
「1001人もフォローしないよ」と思うかもしれませんが、noteのシステムはなぜ、あなたのフォロー数+1001人までフォローできるようになっているのでしょうか?
noteは新しい仕組みを持ったサービスではありますが、システムアーキテクチャとしてはいわゆる一般的なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に属するものです。
SNSなので当然TwitterやFacebookなどの既存SNSと同様、根本には
“人のつながり”
が重要になってきます。
SNSを楽しめる人とそうでない人の違いは、“人とのつながりの体験の違い”と言っても過言ではありません。
御存知の通り、インターネットには様々な人がいます。
年齢や性別、住んでいる場所、興味のあること、好きなこと、嫌いなこと、やりたいこと、やりたくないこと、人それぞれ違います。そういう現実の中で、noteという新しい土地で気が合う人と出逢う確率を高めるためにはどうすればいいでしょうか?
あなたがどんなに素晴らしい作品を創っていても、人がまったく歩かない道で作品を飾っても売れません。なぜなら、そこには人がいないからです。
あなたの作品にお金を払ってくれるのは、常に人です。
店舗経営などオフラインでビジネスをやっている方ならよくわかるかと思いますが、ビジネスにおいて立地というのは凄く重要な要素です。立地によって、そこにいる人の数が桁違いに違うからです。
では、noteを街とみたてたとき、あなたのお店の立地とは何でしょうか?
それは、あなたのフォロワー数です。
あなたのフォロワー数 = あなたのお店の立地
になります。たくさんノートを書いているのに、なかなか投げ銭がされないとか、なかなか売れないと感じているなら、まずはあなたのお店の立地を変えてみましょう。
あなたの作品が良い悪いではなく、あなたのお店の周りにはただ人がいない
というだけかもしれません。
10人いたら10人全員があなたに興味を持ってくれるなんて夢みたいなことはなかなか起こりませんが、100人いたら10人は真剣に制作をするあなたに興味を持ってくれます。その10人の中には、あなたを応援してくれたり、あなたの作品を心から気に入ってくれる人も現れるでしょう。
ですから、noteであなたの作品の価値をわかってくれる人と出逢うには、まずはあなたのフォロワー数を増やすことが重要です。
それらの準備をした上で、素晴らしいアイデアや作品をどんどんリリースし、noteだからこそできるものを創っていくことが、好循環のサイクルを育んでいきます。
最後に、noteのコピーを思い出してみてください。
noteのコピーは、
つくる、つながる、とどける。
です。創るだけではなく、つながってこそ、あなたの価値を必要としている人に届けられるようになるのです。
具体的に、何をすればいいのか?
上述したとおり、noteを楽しむためには、あなたのフォロワー数がとても重要になってきます。とは言っても、はじめはみんな0です。そこで何をすればいいのかというと「始めに、あなたがフォローをすること」です。
いつかフォローが増えるだろうと待つのではなく、自分自身が先に行動することが求められます。
私の経験では、フォローをすると約30%フォロー返しがされます。あなたが10人フォローしたら3人、100人フォローしたら30人、1000人フォローしたら300人からフォローされるようになります。
あなたが1000人フォローしたとして、あなたをフォローをしてくれた300人が「あなたの始めのお客様」です。300人いれば、あなたを気に入ってくれる人とも出会えます。
そこで、まずは300人フォローをして100人からフォロー返しをされることを目指しましょう。それを徐々に増やしていき、1000人フォローし、300人にフォローされる状態にしましょう。
これが、あなたのお店のスタート地点です。
これができて準備完了です。これは起業や、ゼロからビジネスを創り始める時と全く同じプロセスです。
どんなビジネスにせよ、あなたがビジネスを創ろうとしたとき、いくつかの要素が必要になりますが、最も労力がかかるのが「人集め」です。
ですから、あなたが
「これからnoteをどう使っていこうか決まっていない、何を売ろうか決まっていない」
という状態だったとしても、まずはフォローだけはして、あなたに興味を持ってくれるフォロワーさんとのつながりを作っておきましょう。
この準備をきちんとしておけば、やりたいことや創りたいもの、売りたいものが決まったとき、スムーズにビジネスを立ち上げることができます。
よく覚えておいて下さい。
「ゼロからビジネスを始めようとするとき、最も労力がかかるのは、人集めである」
ということを。
集客をどのようにやっていくかが起業ではとても大切な要因になります。