起業のアイデアは、ビジネステーマとビジネスモデルの2つがあって、はじめてビジネスプランになります。
この組み合わせによって独自性のあるビジネスプランが生まれるわけですが、そもそもビジネステーマが思い浮かばないという状況になってしまうこともしばしば。
今日は、『ビジネステーマがなかなか思い浮かばない…』そんな時に使える考え方の話です。
価値を生み出すための思考フレームワーク
価値を生み出すためにはたくさんの方法がありますが、最も根源的なものは
『誰かの悩みを解決する』という視点です。
人は生きていれば、国や言語、人種、性別、階級を問わず、多かれ少なかれ様々な悩みを抱えています。
そこで、同じ悩みを持っている人同士を集め、彼らの悩みを解決できるような提案をした時、そのビジネスには大きな価値が生まれます。
『悩みを解決するという価値』は、必ず需要が存在する永遠のビジネステーマです。
人間が持つ3つの悩み
では、私たち人間はどのようなことに悩むのでしょうか?
細かなことはいろいろありますが本質的に抑えるべきポイントは、3つだけです。それは『健康』『人間関係』『お金』です。
①『健康』
まずは『健康』です。私たちは、健康でなければ日常生活を満足に営むことはできません。健康に関する悩みがあると、生活の質が極端に低下してしまうため、なるべく早く解決したいと思っている人は数多く存在します。
この健康には、身体的なものもあれば、精神的なものも含まれます。
具体的には、食事、ダイエット、禁煙、病気の治療や予防、ニキビ、エステ、コンプレックスの改善、健康維持等のテーマが挙げられます。
②『人間関係』
2つ目は『人間関係』です。私達の社会は人間関係があって社会として成り立っているので、ビジネステーマとして切っても切り離せないジャンルです。
人間関係の中心は家族から始まり、友人、恋人、学校、職場などがあります。また、教育、環境なども人間関係に関するものと捉えることができます。
TwitterやFacebookは、インターネット上における人間関係に則したサービスだと言えます。
③『お金』
最後の悩みは『お金』です。お金は私達の生活にとって必要不可欠なものですから、悩みが発生しやすいジャンルです。
直接的には、ローンやクレジットカード、投資といった金融はお金そのものであり、また、お金を得るための仕事もこのジャンルに含まれます。
- 「お金をもっと稼ぐにはどうすればいいか?」
- 「今かかっているお金をより安く済ますにはどうすればいいか?」
お金は数字で測れるので、この分野での価値提供には増やすか減らすしかありません。この点は他の2つのジャンルと比べると大きな違いになっています。
悩みの解決とインターネットビジネスは相性が良い。
このように、人間には『健康・人間関係・お金』の3つの悩みが存在します。これはどんな時代や状況だろうと、必要とされるビジネスです。そして、これらの悩みをインターネットを使って解決するのは、とても相性が良いのです。
なぜなら、現代において私たちは『人に相談できないような悩みを抱えた時、まず検索をし解決しようとするから』です。
インターネットを使ったビジネステーマを考えるとき、『誰かの悩みの解決する』というのは非常に良い切り口です。IT起業のネタが思い浮かばない時には、ぜひこの3つの考え方を使って考えてみて下さい。