【借金にも相場が】弁護士が明かす1万人の借金事例からみるリアルな借金の相場金額

お金を稼ぐ方法

起業は難しい、起業したいが不安だ」という人の多くは、起業そのものではなく、起業したときのお金に対する不安が実のところ一番大きいのではないでしょうか。そこで、最悪の状態である借金や債務整理になると、どのくらいの金額になるのか調べてみました。

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お金で失敗すると、一体いくらかかるのか?

10,000件にのぼる「お金のトラブル」の相談を受けてきた弁護士が明かす「ヤバいです!その金遣い」には、お金で失敗した人の平均的借金額や陥った原因が具体的に解説されています。

パチンコ、スロット、競輪、競馬。ギャンブルの損は、平均500万円前後。

ギャンブルで相談に来る人の抱えている借金額はだいたい500万円前後。複数の消費者金融会社から借りている。ギャンブルにハマる人は執着心が強い性格の人で、経済的にはまずまずの中堅会社に勤めている中流層が主流。既婚者の場合、家庭がうまくいっていない人が多い。

ホストクラブは200~300万円

ホストクラブにハマって借金が膨らみ、債務整理の相談に来る人も多い。日常生活で味わえない優越感が楽しくてあっという間に借金を作る。若い20代の女性の借金額はだいたい200~300万円。それ以上貸すと回収できないリスクが高いと貸す方も警戒する。

キャバクラは120~1000万円

キャバクラにハマって相談に来る人は両極端。ガテン系で年収200~300万円の仕事をしていて、120~130万円の借金で来る人と、年収1000万円以上の30~40代の人で、最初は会社の接待だったのが、経費が落ちず、積もり積もって1000万円くらいの債務になる人。

エステは200~300万円

エステの多重債務で相談に来る女性(典型的なのは20代200~300万円の借金)が後を絶たない。ホストより多いという点で「浪費の女王」。施術費だけでなく、美顔器などを買わされて、借金が膨らむ。相談者は、エステに通う必要のない「太っていない」子が多い。

絵画や骨董は150~200万円

絵画や骨董で借金を作るのは中年女性と若い男性。中年女性は、自分には芸術を理解するセンスがあるという自意識で、150万円の絵を何枚も買ってしまう。若い男性は、30~50万円の絵を一回買った後、何度も勧誘されて、200万円ほどの借金を作ってしまう。

投資は2,000万円

目の充血した人が相談に来ると、投資で借金を作ったとすぐわかる。投資で来る人は借金2000万円とかザラ。自信過剰でプライドが高く、ギャンブルする奴らは下賤で、頭のいい人は投資をやり、仕組みがわかっているから損することはないと思っている人が多い。

マルチ商法は300万円

マルチ商法で相談に来るのは若い層、20~30代で負債額は300万円程度が多い。マルチにハマった動機は人を騙して楽して儲けたいというよりも、友達づくりから始まった人が多い。「絆」や「つながり」という言葉に弱い若者は、簡単にハマっていく。

宗教は月10万円以上から

宗教で多額の借金を抱えた人の通帳は、振込先の宛名に個人名がたくさん記載されている。宗教の会合や寄り合いでお金がどんどん出ていく。月収20~30万円ほどの人が月に10万円以上平気で使っている。もう少し収入のある人は、教団に多額の寄付をしている。

子育ては200〜400万円

子育てには金がかかる。よく相談に来るのが子だくさんの家庭の親。主人が相談に来る場合の借金額は400万円前後。離婚して女手一つで沢山の子を育てているお母さんの場合は200万円台が多い。子供手当があるとはいえ、子供が多いとやはり経済的には厳しくなる。

離婚は100万円以上から

離婚は、前段階として別居を伴う。その間、家賃や生活費など二重の費用がかかる。愛人がいたら出費が一層かさむ。協議離婚の費用もバカにならない。離婚調停と裁判をやれば、弁護士費用が100万円ほど。さらに、男の場合、そこから慰謝料や養育費もかかる。

安易な起業は700~800万円

安易な起業の場合、負債額700~800万円という場合が多い。サラリーマンよりもっと稼げそうだから起業する人はいいが、組織の中で浮いてしまったから起業する人はうまくいきづらい。起業して5年以内に倒産する会社は80%、10年以内が95%と言われている。

他にも…

「収集癖」、「ローン」、「夢追い人」、「保証人」、「病気」、「努力不足」、「自腹接待」、「家庭不和」、「教育」、「クレジットカード」などが、借金の理由として挙げられています。

どんな人が債務整理の相談に来るのか?

1) 住宅ローンをフルローンで組んでいる会社員

債務整理の相談に来る人の中に、住宅ローンを抱えている人(身だしなみもきっちりしていて、ある程度の会社に勤め、収入もある人)が多い。そういう人たちの多くは頭金なしのフルローンを組んでしまっている。

2) 職を転々とするアパレルやITの営業職

債務整理の相談に来る人はほぼ皆、職を転々としている。自己破産申請をする際に、ここ10年の職歴を書く必要がある。その欄は6行しかないが、収まりきらずに別紙が必要になる人も少なくない。業界ではアパレルとITが多く、職種では圧倒的に営業職が多い。

人がお金で困る3大原因

人がお金で困ったり、失敗する原因は大きく3つのポイントがあることが知られています。

【原因1】収入以上の消費

収入以上の消費とは「収入の範囲内で毎月の支出が収められていない」状態です。起業をするにしても、生活固定費が高ければ高いほど、起業の難易度やリスクも高くなります。当たり前ですが、収入の範囲内で日々の生活ができるようにすることが、何よりも大事です。

【原因2】見栄

2つ目は「周りによく思われたい」という見栄です。たとえば、金利のかかる借金があるのに、車を持っていたり、複数のローンを抱えていたりする人がいます。合理的に考えれば、車を処分して返済にまわすのが得策なわけですが、経済的なコンプレックスを持っている人は、高級車に乗ることが成功の証やステータスだと思っている人も多く、これがお金に困る原因の一つになりがちです。

【原因3】ストレス解消

3つ目は「ストレス解消のために、本当はやりたくないけどやってしまう」状態です。人はストレスがかかると、そのストレスを何らかの方法で解消しなければならなくなります。方法は人により様々ですが、ストレス解消のために支出が増える行動も増えていきます。

不幸な借金を防ぐために

断るときはきちんと断ること。

優柔不断、八方美人な人は名義貸しや保証人になってしまいがち。断るところは断らなければだめ。人から頼まれたらうまく断れない人は、最初に「ごめん、無理」と言ってから理由を伝えるようにしましょう。

お金について、キチンと学ぼう。

お金を貯めるには、稼ぐ金額を増やすか、出費を抑えるかしかありません。多くを稼ぐには、才能や運もあり、万人に共通するような成功ルールはありませんが、出費を抑えたりする節約と浪費は防ぐことはできます。

お金を生み出さないものの為の借金には、くれぐれも気をつけましょう。お金について学ぶなら、キャッシュフローゲームやいただきストリートがおすすめです。

起業とお金はきっても切り離せないものなので、不安がある人は起業をする前にお金についてきちんと学んでおきましょう。

借金があって、誰にも相談できず一人で悩んでいる方へ

借金などの金銭的なトラブルを抱えていると、心身ともに衰弱し新しいことはなかなか考えられなくなってしまいます。特に借金がある状態での起業などは厳禁です。あなたが今、借金があって困っているのであれば、なるべく早くプロに相談して下さい。経済的な問題はデリケートなので、友人や会社の同僚、親族などにもなかなか相談しづらいものですが、女性の先生がいる日本法規情報は、身の回りのトラブルについて無料で相談できる案内所です。お金のトラブルは一人で悩まず、まず専門家に相談して下さい。それが一番、解決の近道になります。

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