noteであなたのアイデアを実現する協力者の集め方

口コミ・レビュー

個人的なデータベースを整理していたら、お蔵入りになった未公開記事が出てきたのでアップしたいと思います。今イケダハヤトさんやはあちゅうさんが参入し、話題になっているnoteのサービスリリースから3週間後に書いた記事です。

Communication

noteリリースから3週間後に感じたこと

2014/04/29 15:46(※noteサービスリリースから、3週間後の状況)

noteを見ていると、いろんなクリエイターさんが作品を出しているので「あんなこともできるんじゃないか、こんなこともできるんじゃないか?」とアイデアが膨らみます。

サービスリリース当初に比べ、最近(※2014年4月29日)はちょっと落ち着いてきた印象を受けます。皆、浮き足だっていたものが、良い部分も悪い部分も、理想も現実も少しずつ見えてきた感じ。

一通りのブレストが終わって、各々がそれぞれのテーマでアウトプットを出していく段階になりました。 ここが一つの分かれ目になってくるのでしょう。

そう、アイデアを実現できる人と、企画倒れに終わる人です。

  • 実現できるAさんは、自分一人でも日々コツコツとアウトプットを出していくでしょう。
  • 実現できないBさんは、誰かやってくれませんか〜とお願い周りに翻弄するでしょう。

人を動かすために必要なコト

AさんとBさんの違いは何でしょうか?

それは、アイデア起案者のリスクテイクの違いです。

  • Aさんは、『とりあえず一人でやってみるので、面白いものができたら手伝って』下さいという提案。(協力してくれてもしてくれなくても構わない)
  • Bさんは、〜があればやりますという条件付きの提案。(誰か協力してくれたらやる)

AさんとBさんのどちらが、自分のアイデアの実現に対して、より多くのリスクを取っているでしょう?

他者は、あなたの頭の中にあるアイデアは見えません。あなたがどんなに一生懸命企画書的なnoteを書いたところで、伝わることには限界があります。

人は『自分が手を動かして、何らかのアウトプットを出している』から、協力してくれます。どんなに素晴らしいアイデアでも、カタチがなければ認識することはできません。そして、認識できなければ、その価値も理解することができません。

カタチがあれば、『ここ、こうしたらもっと良くなるんじゃない? じゃあ、ちょっと協力しようかな』と思う人が出てくるわけです。なぜなら、ヒトには不完全なものを完全なものにしたいという根源的な欲求が生まれるからです。

私の経験上、アイデアの実現は、協力者が集まればやりますのBさんスタイルだと実現確率が低いです。なぜなら、リスクを取る人が誰もいないから。逆に、協力者が集まらなくても、1人でもやりますという人は、どんなに時間がかかっても結果的にそれを実現させます。自分一人ですべてのリスクを取っているからです。

『結局、アイデアそのものよりも、その人の覚悟と真剣さに人は集まります』

人を巻き込むということには責任が伴います。ご存知の通り、時間というのは誰しも1日24時間しかありません。その24時間の中で、仕事をし、生活をし、自分がやりたい創造的なテーマの活動を行っているわけです。

スキルがあって、実績があって、優秀な人であればあるほど、余っている時間なんてないわけです。余っている時間はないけれども、「あなたがそこまでして実現したいと思っているなら、何とか時間を捻出して手伝う」ということをやっているはずです。特に、エンジニアやデザイナーなど成果物を求められる職種の人はそうでしょう。

アイデアなんて、はじめはみんな思いつきですから、思いつきでもいいんです。決して思いつきを否定しているわけではありません。ただ、その思いつきに、

「他人の時間を使う価値があるかどうか? 自分自身が責任と覚悟を負えるか」

というのはよく考えるべきです。なぜならそれは、あなたの信用に関わることだからです。一度失った信用というのはそうそう簡単には取り戻せません。

本気で実現したいアイデアであれば「誰かがいればやる」というBさんではなく、「自分一人でもこのアイデアをやります」というAさんスタイルがオススメです。こうして宣言すれば、あなたは看板効果のチカラを手に入れ、あなたの行動を見ている人はきっと協力してくれます。100人いたら1人ぐらいは、そういう奇特な人は必ずいます。

アイデアなんて誰でも思いつく。そこに大した価値はありません。

何が価値を生むのかといえば、「あなた自身がそのアイデアを信じて、”リスクを取って、実際に行動する”こと」です。他の人が信じていなくても、他の人が協力してくれなくても、まったくの無反応でも、あなた自身はこのアイデアはやる価値があると信じて、自分の人生の時間の一部や労力やお金を使って行動することです。

全ての価値創造の原点は、ただその一点にあるのだと思っています。

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