「人の行く裏に道あり花の山」とピラミッドの盗掘者





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投資の世界には「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があるように、経済的な成功を収めるためには、大多数の人と同じ行動をしないことが何よりも重要です。

Piramid

なぜか?

それは、「他の人よりも早く気づく」ためです。

安定は、同時に競争を生み出す。

あなたもご存知のように、この世界にはあなたと同じ多くの人間がいます。資本主義や民主主義をベースとして作られている現在の社会システムは、私たちの日々の生活に一定の秩序と安定をもたらしてくれますが、同一の性質を有する個体が複数存在すれば同時に競争も生み出します。

競争の世界では、「いち早く気づく」ことが個体の優位性を高めます。他の人がまだ気づいていないことに、たまたまでも”先に気づく”ことができれば、その時点では競争相手が存在しません。競争相手が存在しなければ、そもそも競争が生まれることはなく、他の人よりあなたは早く準備ができる時間を獲得できるようになります。

この時間が、より良いものを提供できるような競争優位性を生み出します。

ハイキングコースを歩く探検家、冒険家の価値

以前お話したように、価値を生み出す7つの行動の一番始めは「探して、見つける」ことです。「探して、見つける」という行動は、つまり、冒険者、探検家になることでもあります。

多くの人が歩いている安全なハイキングコースを歩く冒険者に価値なんてないのと同様に、冒険者、探検家というからには、

人がまだ歩いていない、多くの人が危険だと思って近づこうともしない未開の地

に率先して足を踏み入れ、そこがどういう場所だったか、そこに何があったか、行ってみてどうだったのかを伝えることに冒険者、探検家の価値があります。

スタートしたときは何も持っていなかったとしても、「行ってみる、試してみる」過程で、価値のある宝物が手に入るのです。

ピラミッドと本物の宝物

もっとも、その宝物は金銀財宝とか、誰が見てもわかりやすい形とは限りません。わかりやすければ、「先に来た誰かによって、とっくに持って行かれてしまう」からです。

新しいピラミッドが見つかったとき、考古学者がピラミッドに足を踏み入れると、そこにはミイラもなく、一緒に埋葬されていたであろう金銀財宝も何もなかった、という話は数多く存在します。

考古学者よりも先にピラミッドをみつけた盗掘者達が、ミイラが価値のあるものだと知っており、一緒に埋葬されている金銀財宝も価値があると知っていたら、それが持って行かれるのは当然のことです。

誰にとっても、価値があるとわかりやすいもの」は同時に「すぐに奪われてしまうもの」であり、競争を生み出すものです。

本物の宝物というのは、一見宝物には見えないようなものです。知らない人が見たら、

  • ゴミに見えるもの。
  • 何の価値もないと思われているもの。
  • 身の回りにありふれているもの。

本物の宝物は、一見そのような形をしています。そう見せることによって奪われずに、そのままの状態を保つことができます。本物の宝物というのはこうして本来の価値を保ち、価値を理解できる人間を待っているのかもしれません。

20世紀最大の海運王」と言われたギリシャの実業家、アリストテレス・ソクラテス・オナシス(Aristotle Socrates Onassis)は後世に次のような言葉を遺しています。

ビジネスの秘訣は、誰も知らないことを知るところにある。
(20世紀最大の海運王 – アリストテレス・ソクラテス・オナシス)

起業にはビジョンやアイデアビジネステーマビジネスモデルといった具体化されたものも重要ですが、より俯瞰してみていくと世界の仕組みや、世界の在り方が見えてきます。

時代や状況に左右されず価値を生み出せる起業家や創業者は、これらの本質的な仕組みに気づいています。それらに気づいた上でアイデアをビジネステーマやビジネスモデルといった誰にでもわかる形に変換しているのです。

あなたは”気づいて”いますか?







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